ジェーン・スー 『貴様、いつまで女子でいるつもりだ問題』
まだ途中までしか読んでいないけど面白い本に出会った
タイトルを読む限りアラサー以上の女性に対してえぐる内容かと思いきやものすごい共感を覚えてしまった
どんなに年を重ねても誰もが持ち続ける心の中の女子の部分
二十代に自分の女子性を封印してしまったばかりに、三十代を過ぎて暴れだした自身の女子性との葛藤を面白おかしく描いている
それが[ピンクとの和解]だったり[絵文字十年戦争]に表れている
女子性って人によって様々だと思う
人に甘えれる事だったり
女性らしいものを好きな事だったり
感情を豊かに表現することだったり
男の人に可愛く思われたい、愛されたいと思う気持ちだったり
この女子性ってなんとなく本能に近いものだと思う
私も女子性を封印してきたタイプなので、29歳位から色んな葛藤が出てきた
そして34になった今でもすべてを乗り越えた境地には残念ながら達していない(笑)
女子性を解放すればいいだけの話なんだが、なかなかどうして…そう簡単には問屋が下ろしてくれないのだ
いわゆる[こじらせ女子]というのか
ただ、この五年間いたずらに暴れさせてたわけではない
私なりにしっかり向き合って失敗しながらコントロールする術を身に付けてきた
が、完全にコントロール下にあるかといえばそんな事はなく先日も心の中で大暴れされてしまった
最近ではもうこじらせちゃった女子性とうまく付き合って行くしかないのかなと思い始めている
そんなタイミングでこの本に出会えた
私はネガティブな方なので、自分のこの手の話を明るくできないのだが、著者の手にかかると明るいネガティブになる
批判するかと思いきや、ポップな笑いに変えてしまうのはすごい才能だと思う
実生活でも失敗を笑いに変えられるタイプなのかな
こじらせ女子を叩ききるのではなく温かく見守りながら、檄を飛ばしてくれてるような、そんな気持ちになりました
レビューをみたところ最後に感動した人もいるようで、帰ったら続きを読もうと思う